旋盤でチタンの48Φのパイプをカットしています。この後絞ります。
最終的には液面計のフロートになります。この品物は重量もうるさいので大変です。
このシリーズでチタン合金もありますが、それは大変で、バーナーで熱しながら絞ります。フロートですから、鏡の部分や、中の部品なども絞らなくてはいけないので大変です。
雨量計のじょうごです。先端のところを斜めカットします。
これは旋盤を使ってカットしています。バイトの代わりにカッターを取り付けて、度をずらしてカットします。最後にやすりをかけて終わりです。
通常は月に100個注文ですが、最近は月に200個出る時もあります。
へら絞りでは、平板から絞る場合必ず押し物が必要です。
パイプから絞る場合など押し物がいらない場合もあります。
種類は写真の左上から木、ベークした左が真鍮右がMCナイロンとなっております。また写真には写ってませんが鉄も使用する場合があります。
木は一般的で、様々な大きさに使います。ベークは30Φ前後から150Φぐらいまでに使われます。
真鍮は小さなもの7、8Φ~50Φぐらいまでに使われます。MCナイロンは10Φぐらいからよく使われるのは150Φぐらいですが、250Φぐらいまでに使用されます。
木では押し切れない場合は鉄を使います。
銅の1.0t 280Φ高さ60の製品です。何か機械のパッキンに使われるようです。18個製作しました。銅ですとなましをする製品が多いですが、今回はなましなしで製作してあります。
今回のような仕事はへら絞りにはもってこいの数です。プレスですとこのくらいの製品ですと金型がえらい金額になってしまいます。